「無痛分娩 硬膜外鎮痛法」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.02.04 Sunday
  • 00:40

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どうしてお産は痛いのか。

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子宮が収縮したり、子宮出口や膣が引き伸ばされたりすると、その刺激は神経を介して背骨の脊髄に伝わります。脊髄に伝わった痛みは脳へと送られ「脳で痛い」と感じます。痛みを感じるとストレスホルモンが放出され、血管系では交感神経が刺激されます。肺では酸素が増加し、呼吸数が増加します。胃腸は機能が停滞します。

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分娩は第?期〜第?期に分けられます。

初産の妊婦さんの場合は第?期10〜12時間、第?期2〜3時間ほどかかるといわれています。第?期の始めの方は中くらいの痛み、第?期の終わりになるとかなり強い痛みを感じます。第?期は10〜20分ほどで痛みは第?期、第?期に比べて強くないとされています。

1853年、イギリスのヴィクトリア女王がクロロホルムを使用して無痛分娩に成功しました。これをきっかけにイギリスで正式に無痛分娩が認められました。

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硬膜外鎮痛法は背中から刺し、硬膜外針が硬膜外腔に入った後、針の中を通じて硬膜外腔にカテーテル、細い管を入れます。管が入ったら針を抜き、薬の注入が開始されます。お腹の周りに腹巻をしているような感覚になります。脊髄くも膜下腔まで針が到達すればさらに麻酔を効かせることができます。どのタイミングで麻酔を始めるかは、アメリカのガイドラインで妊婦さんのリクエストに応えるのが一番いいとされています。

分娩時の麻酔がなぜ難しいのか。それは、母体と胎児の二つの命を預かるからです。母体は妊娠に伴い常に変化しますし、血液にのって胎児へ、母と子の心拍数が違うなど理由は多々あります。産科ではチーム医療が不可欠です。

現在、無痛分娩はアメリカでは80〜90%に対し、日本ではまだ5%以下の普及率です。

ご参考までにどうぞ ^^

「聖路加国際病院 講習会 無痛分娩について」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.01.30 Tuesday
  • 17:45

今日は診療後に聖路加国際病院にて、講習会です。

「無痛分娩について」頑張って勉強します^ ^

「くも膜下出血 SAH(subarachnoid hemorrhage)」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.01.28 Sunday
  • 13:36

脳血管障害(脳卒中)の分類

虚血性「脳梗塞」(脳の動脈が詰まり血行が途絶する)

出血性「脳内出血」(脳の細い動脈が破裂し、脳実質内に出血する。被殻出血が最も多い。)

   「くも膜下出血」(脳動脈瘤の破裂などにより、くも膜下腔に出血する)

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くも膜は脳と脊髄を覆う3層構造の髄膜のうち、外から外膜、くも膜、軟膜とある。くも膜下腔はくも膜と軟膜の間の広い空間で、脳脊髄液で満たされています。くも膜下出血は何らかの原因によりくも膜下腔に存在する脳表面の動脈が破綻することにより生じます。くも膜下出血の原因として最も多いのは、脳動脈瘤の破裂によるもので、80%以上を占めます。他には脳動脈奇形、外傷などがあります。

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破裂脳動脈瘤の好発部位として

前交通動脈(32.9%)内頚動脈ー後交通動脈動脈分岐部(29%)中大脳動脈分岐部(21,4%)の3つが上げられます。

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男性は50歳代がピークで、それ以降は発症数が減少する。女性は50〜70歳代で発症数が増大し、70歳後半がピークになります。男女比は男:女=1:2で女性に多いです。男性より女性の方が高齢になってからくも膜下出血を発症しやすい理由として閉経後のエストロゲンの減少が関与している可能性が高いと言われています。エストロゲンには脳動脈の瘤化を防ぐ作用があると言われ、閉経期後のエストロゲン減少に伴い脳動脈瘤が新たに発生したり、動脈瘤が増大、破裂しやすいと考えられています。

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脳動脈瘤の破裂により、突然の激しい頭痛、意識障害、悪心、嘔吐をきたします。典型的な症状は今まで経験したことのない突然の激しい頭痛です。頭部CTでヒトデ型高吸収域などがみられる。CTで出血が確認できない場合、MRI検査。CT、MRIでも出血が確認できない場合は髄液検査などを行う。

 

くも膜下出血の三大合併症

1 再出血(発症後24時間以内が多い、死亡率高い)

2 脳血管攣縮(72時間後〜2週間後)

3 正常圧水頭症(数週、数ヶ月後に認知症、尿失禁、歩行障害など)

 

ご参考までにどうぞ ^^

「歯周病・歯牙欠損と認知症」スライド 東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.01.21 Sunday
  • 15:12

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「歯周病(炎症)・歯牙欠損(咀嚼機能低下)と認知症」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.01.18 Thursday
  • 21:45

歯周病が全身疾患などのリスク因子になる可能性があることをご存知ですか

現在までに歯周病が糖尿病、心血管系疾患、誤嚥性肺炎、細菌性心内膜炎、敗血症などのリスク因子になる可能性が報告されています。歯周病が全身に影響を与えるメカニズムとして

1、口腔内局所の歯周病原菌や菌体成分が血行性あるいは経気道的に標的臓器に到達し直接作用する経路。

2、歯周病局所の免疫、炎症反応により産生されるサイトカインなどが血行性に標的臓器に到達し作用する経路。

が考えられています。同様に歯周病、歯牙欠損が認知症の発症に関わっていることを示す疫学研究が多くあります。しかし、歯周病の起因細菌が血液中に侵入することを示すエビデンスは多数存在しますが、歯周病がどのような分子機構で認知症発症に寄与しているのかは、十分には明らかにされていません。また、歯牙欠損に伴う咀嚼機能低下に起因する認知機能障害についてはほとんど解明されていません。

炎症とアルツハイマー病

アルツハイマー病の病態は脳内炎症がアミロイドβタンパク質に代謝、蓄積などに影響される一方で、アミロイドβタンパク質沈着が逆に炎症を惹起させ、シナプス障害や神経細胞障害を進めるとされています。ミクログリアは中枢神経内における免疫エフェクター細胞といわれ、貪食能などをもつ自然免疫反応において重要な役割を果たします。アルツハイマー病などの神経変性疾患においても、アルツハイマー病の病原因子であるアミロイドβタンパク質を貪食し、脳内から除去する機能があると考えられています。また、ミクログリアは炎症促進、抗炎症作用のあるメディエーターを放出、受容体も発現していると考えられています。ミクログリアにおけるこれらの炎症性分子の発現と受容体発現により、アルツハイマー病などの神経変性が促進することが明らかになっています。炎症とアルツハイマー病との強い関連性が示されています。

脳内炎症とは別に、軽度の全身性の炎症が認知機能低下や海馬の容積の低下に相関する、アルツハイマー病のリスクを増大させるという研究がありますが、全身性の炎症が脳内に波及する経路はよくわかっていません。

歯周病とアルツハイマー病分子状態

全身性の慢性炎症反応が持続する疾患の一つが歯周病です。

歯周病の炎症部位から放出される炎症性サイトカインが血流によって標的細胞や、細胞に運ばれ炎症が波及することで、全身性の炎症が認知機能低下や海馬の容量の低下、アルツハイマー病発症のリスクを増大させると考えられています。歯周病による心内膜炎や脳膿瘍などの発症は、歯周病菌が体循環系に入り他の臓器に伝播することによると考えられています。また、歯周病は血管内皮の機能障害を引き起こすこと、糖尿病や心血管系、腎疾患にも関連することが報告されています。歯周病が他の臓器や疾患に影響する経路として以下の経路が考えられます。

1)歯周病菌の直接伝播

歯周病菌が血流や口腔・気道を介して脳、腎、肺血管などに直接伝播し、毒性因子を放出する経路。

歯周病の炎症部位から放出される炎症性サイトカインが血流によって標的臓器や細胞に運ばれ、炎症が波及する経路。

歯周病菌は嫌気性グラム陰性菌であり、エンドトキシン・LPSレベルが高く炎症性サイトカインの活性を上昇させると考えられる。

2)神経経路を介した影響

LPSの口腔内投与により、局所的にプロスタグランジンが産生され局所の発熱をもたらし、三叉神経を介して脳内にシグナルを送っている可能性があったとされる研究があります。歯周病が神経経路を介して中枢神経系に影響を与えていることを示しています。

3)歯周病と歯牙欠損

歯周病が歯牙欠損の最も大きな原因です。歯牙欠損はアルツハイマー病の危険因子であるとされています。しかし、歯周病は炎症疾患であり、歯牙欠損は炎症を伴いません。どちらも咀嚼の低下が生じ認知機能低下との関連が指摘されていますが、区別して考える必要があります。歯周病に罹患させたマウスの実験では、明らかに認知機能の低下が認められ、脳内にアミロイドβタンパク質の優位な増加を確認しました。脳内のエンドトキシン、サイトカインレベルの上昇を認めました。歯周病による慢性炎症では、炎症が脳内に波及し脳内アミロイドβタンパク質レベルをあげ認知機能障害を誘導したと考えられます。

抜歯により咀嚼機能を低下させたマウスの実験では、アルツハイマー病分子病態には影響しませんでしたが、海馬神経細胞の現象を伴って認知機能低下が誘導されていました。抜歯したマウスの方がより早期から認知機能低下が明らかになりました。咀嚼機能低下が誘導する認知機能障害については三叉神経系の入力シグナル低下や咀嚼筋運動そのものの低下などの可能性があります。

歯科疾患と認知機能を含む脳機能との関係は、歯周病、歯牙欠損の他にも咬合不全などとの関連も指摘されています。口腔機能と脳機能は深い関連があると推測できます。

みなさんは自分の口腔内がどうなっているか知っていますか。口を開けて鏡を見るだけでは歯周病かどうかはわかりません。歯周病は歯周ポケットの中で起こる体の内側の病気だからです。早期発見が歯周病による歯牙欠損を防ぎます。歯肉は全身の鏡です。定期的に歯科医院で歯肉の状態、口腔環境、また全身状態を診てもらうことで歯周病、また全身の病気から自分の体を守ることができます。

ぜひ一度、自分のお口に興味を持ってみていただけると幸いです。

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