「微生物検査 とは」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU 

  • 2020.02.17 Monday
  • 09:48

感染症が起こる原因は微生物です

微生物検査@愛知県臨床検査標準化情報とは主に尿・喀痰・糞便など全身から採取されたあらゆる検体から感染症の原因となる微生物を見つけ出す検査です。細菌、真菌がメインとなります。喀痰は体の番人と言われ体の外に微生物を出してくれますので、喀痰を微生物検査することによって多くの呼吸器疾患がわかります。しかし、微生物検査は全ての微生物をターゲットにしているわけではないので、頻度の低い菌種を検出するためには、検査の目的が正しく伝わっていないと目的の菌の培地が使用されずに結果が出ることもあります。誤った診断につながるので注意が必要です。また、施設ごとに感度や特異度は異なり一定の基準ではありません。

 

微生物検査の流れ

1日目 顕微鏡検査 起炎菌の推定

1〜3日目 培養検査 コロニーの観察

2〜4日目 同定検査 菌名決定

3〜7日目 薬剤感受性試験 抗菌薬の決定

 

微生物検査のポイント

1検体の質…サラサラなのかドロドロなのか

2グラム染色…白血球、扁平上皮

3培養、同定検査

4薬剤感受性検査

5アンチバイオグラム…MIC値

 

喀痰の採取法 (陰圧のブースで行う)

 

喀痰の質はとても重要で肺炎を評価する場合には、Geckler-Gremillion 分類の 4 および 5 のみが適切な 喀痰の質であり、それ以外の質では検体の再採取が必要となります。喀痰は他の検体と異なり、採痰方法で質が大きく変わります。

良質の喀痰を得るための工夫は大きく 2 つあります。1つ目は、唾液とその中の口腔内常在菌が混じらない様に口腔ケアを行ってから喀痰採取すること。もう1つは、3%食塩水(30ml 以上)をネブライザーで吸入させて喀痰を誘発することですが、COPDの患者さんには禁忌です。

 

喀痰の肉眼的品質評価(Miller & Jones分類)

M1では口腔内の常在菌が多く検出されるため評価を行うことができません。P3は良質な喀痰です。

 

喀痰の顕微鏡的品質評価(Geckler-Gremillion 分類)

 

喀痰の質により大きく検査結果が異なります。

同じ患者さんからの喀痰の検体で、

Miller & Jones分類M1でGeckler-Gremillion 分類1群であれば、常在菌が認められますという結果に。

Miller & Jones分類P2でGeckler-Gremillion 分類5群であれば、肺炎球菌が認められます。という結果になります。つまり、検体の質が正しく採取されていることがとても重要なのです。

 

グラム染色

(亀田感染症ガイドラインより引用)

 

 

 

薬剤感受性検査

MIC:Minimum Inhibitory Concentration(最小発育阻止濃度) その細菌の増殖を阻止するための抗生物質の必要最小量(生体外)です。 MIC 値、すなわち使用する抗生物質の量が少ないほど、その抗生物質の効き目が強いことになります。逆にその数値が大きければ大きいほど、その菌の耐性は強いことになります。

 

S susceptible(感受性)

I  intermediate(中間

R resistant(耐性)

 

(広島市医師会より引用)

 

ご参考までにどうぞ。

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