「花粉症の治療 〜薬・免疫療法・外科処置〜」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.12.19 Wednesday
  • 19:58

アレルギー性鼻炎には、「通年性アレルギー性鼻炎」(ダニ、ハウスダストなど)と「季節性アレルギー性鼻炎」があります。国民の4割がアレルギー性鼻炎に罹患しているといわれ、そのうち「通年性アレルギー性鼻炎」は(23.4%)、「スギによる季節性アレルギー性鼻炎」は(26.5%)、その他の季節性アレルギー性鼻炎は(15.4%)を占めます。スギは1〜4月、ヒノキは3〜4月、カモガヤは5〜6月、ブタクサは9〜10月が飛散する時期といわれています。

 

 

花粉症の起こるしくみ

1花粉がのどや鼻から入ってくる

2リンパ球が花粉を侵入者と認識する

3リンパ球がIgE抗体をつくる

4IgE抗体が肥満細胞にくっつく

5再び花粉が侵入

6化学物質(ヒスタミンなど)が分泌される

7ヒスタミンが分泌されるとくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、涙が出るなどの症状が現れる。

花粉症は、花粉を体外に出すための免疫反応です。

 

アレルギー反応

本来防御反応である抗原抗体反応が、何らかの理由で生体にとって不利に働く免疫応答のこと

 

アレルギー性鼻炎の検査

現在では、パッチテストや皮内注射より、血液検査が主流です。

 

アレルギー性鼻炎の治療

1抗原の回避(空気清浄機、マスク、うがい)

2保存的治療(内服、点鼻、免疫療法)

3手術的治療(粘膜処置、神経切断)

 

保存的治療

〜内服薬〜(アレルギー性鼻炎治療薬)

1)ケミカルメディエーター遊離抑制作用 ※眠気なし、即効性なし、効果は弱い

2)ケミカルメディエーター受容体拮抗薬 ※眠気あり、即効性あり、効果は強い

  ヒスタミンH1受容体拮抗薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬など

 

アレルギー性鼻炎発症のメカニズム

(公益社団法人 日本医療機能評価機構より引用)

 

〜鼻洗浄・点鼻〜

効果あり

 

〜免疫療法〜

免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで身体をアレルゲンにならしアレルギー症状を和らげる治療法。

 

a.注射免疫療法

1963年〜

即効性が少なく、アナフィラキシーが報告されたため、現象傾向にある

 

b.舌下免疫療法

2014年〜

アレルギー性鼻炎の根治を目指せる治療。治療は長期間(3〜5年)かかる。有効率は70%

スギ舌下治療薬(シダトレン)、ダニ舌下治療薬(ミティキュア)、シダキュアなどがある。シダキュアは高濃度で年齢制限がなく、常温保存ができる。

 

初回投与は花粉が飛んでいない時期から始める。在宅で服薬することができる。

使い方は口腔内の舌下に入れ、2分間ほど保持する。副作用として口腔粘膜のびらんなどがある。

 

免疫療法の禁忌

降圧薬のβ遮断薬を服用している方

治療開始時に妊娠している方

重症喘息を合併する方

ステロイド、抗がん剤を使用している方

全身的な重篤疾患がある方

 

〜外科的治療〜

a.下鼻甲介粘膜焼灼術(レーザー、超音波メス、Celon)

適応:通年性アレルギーで1年中鼻閉がひどい、受験を控えている学生、妊娠希望の女性、多忙な人

 

b.下鼻甲介粘膜切除術(下鼻甲介用プレートで粘膜下組織を除去)

適応:粘膜焼灼術が効かない、鼻中隔弯曲症を合併している、慢性副鼻腔炎を合併している

 

c.後鼻神経切断術

適応:粘膜切除術が効かない、鼻汁がひどい、鼻中隔弯曲症を合併している、慢性副鼻腔炎がある

 

これから花粉の季節が到来します。花粉症でご苦労されている方、ご家族の方のご参考になればと思います。ご参考までにどうぞ^^

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