「歯科衛生士感染経路別予防策」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.06.04 Thursday
  • 17:44

当院の歯科衛生士のクリーニングの診療風景です。

新型コロナウイルスの流行により、歯科衛生士も歯科医師と同じフェーズ3のPPEを着用しています。

当院では歯科衛生士が安心してクリーニングを行うことができます。

 

 

感染経路別予防策は伝染性病原体の感染経路遮断のために「標準予防策」に加えて行う感染予防策です。

「感染経路別予防策」には「空気予防策」「飛沫予防策」「接触予防策」が含まれます。それぞれの病原体の感染経路を知り、その経路を遮断することによって、より効果的な感染対策が実施できます。

 

 

「標準予防策」

感染媒体…血液、体液、分泌物、排泄物、創のある皮膚、粘膜

主な疾患および微生物…感染症の有無に関わらず全ての患者に適応される

手洗い…血液、体液、創のある皮膚、粘膜に接触後。手袋を外した後。普通石鹸使用

手袋…血液、体液、分泌物、排泄物、創のある皮膚、粘膜に接触時。使用後速やかに外し手洗い

創のある皮膚、粘膜接触時。使用後速やかに外し手洗い

マスクゴーグル…血液た体液が飛散し、目、鼻、口を汚染する可能性がある場合

ガウン…血液、体液、分泌物、排泄物で衣服が汚染する可能性がある場合。汚染されたガウンは直ちに脱ぎ手洗いする

器具…汚染した器具は粘膜、衣服、環境などを汚染しないように注意。再使用のものは清潔であることを確認

リネン…汚染されたリネンは粘膜、衣服、他の患者や環境を汚染しないように扱う

患者配置…環境を汚染させる恐れのある患者は個室隔離

 

 

「空気予防策」

感染媒体…5μm以下の飛沫核粒子。空気の流れにより飛散する

主な疾患および微生物…結核、麻疹、水痘、帯状疱疹、天然痘、サル痘、重症急性呼吸器症候群

マスクゴーグル…部屋に入るときにタイプN95微粒子用マスクを着用

患者配置…個室隔離 部屋の条件1)陰圧 2)6回/時以上の換気 3)院外排気(HEPAフィルター)

患者移送…制限する。部屋から出る場合にはサージカルマスクを着用させる

 

 

「飛沫予防策」

感染媒体…5μmを超える飛沫粒子。微生物を含む飛沫が短い距離を飛ぶ(1m以内)。飛沫は床に落ちる。

主な疾患および微生物…インフルエンザ、流行性耳下腺炎、風疹、アデノウイルス、ウイルス性出血熱、喉頭蓋炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群、髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、伝染性紅斑、百日咳、肺ペスト、ライノウイルス、連鎖球菌疾患

マスクゴーグル…2m以内で働くときマスクを着用

患者配置…個室隔離あるいは集団隔離の場合はベッドを2m離す

患者移送…制限する。部屋から出る場合にはマスクを着用

 

 

「接触予防策」

感染媒体…「直接接触感染」直接接触して伝播。皮膚同士の接触。患者ケア時など。

     「間接接触感染」汚染された器具や環境などを介して。

主な疾患および微生物…腸管出血性大腸菌、MRSA、緑膿菌、アデノウイルス、RSウイルス、クロストリジウム・ディフィシル、ロタウイルス、ウイルス性出血熱、疥癬、幼児小児のA型肝炎、肺外排膿病変結核、幼児小児の呼吸器感染症、サル痘、重症急性呼吸器症候群、種痘性湿疹、水痘、シラミ症頭部、先天性風疹、大きい創部感染、帯状疱疹、多剤耐性菌、新生児単純ヘルペス、天然痘、アデノウイルス、ポリオ、リッター病

手洗い…患者接触時、汚染表面接触時に手洗い

手袋…患者ケア時手袋を着用。汚染物に触った後は交換。部屋を出る前には外し手洗い

ガウン…患者、環境表面、物品と接触する可能性がある場合。部屋に入る前に着用し退出前に脱ぐ。

器具…出来る限り専用とする。専用でない場合は他患者に使用前に消毒

患者配置…個室隔離あるいは集団隔離、あるいは患者の排菌状態や疫学統計に基づき対応を考慮

患者移送…制限する

 

ご参考までにどうぞ。

「歯科医院における新型コロナウイルス感染症の予防策」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.05.14 Thursday
  • 18:32

日本口腔ケア学会から「新型コロナウイルス感染症が疑われる患者への歯科衛生士の対応」(東京都立駒込病院看護部主任歯科衛生士池上由美子先生)に関する論文が紹介されました。

 

病院歯科外来、歯科医院、訪問先で患者宅へウイルス侵入を予防する

 

スクリーンショット 2020-05-14 18.47.52.png

 

重要ポイント1 来院する人の制限

新型コロナウイルス感染症は、多くの場合、施設外からのウイルスの持ち込みによって感染が伝播していきます。患者さん、ご家族、歯科材料の納付業者、医療従事者などによってこち込まれることを想定し対処する必要があります。歯科医院への受診はできるだけ一人での来院、子供の受診時は保護者一人など人数を限定することに配慮が必要です。できれば完全予約制の個室診療であり、他の患者さんと接触しないことが理想的です。

 

重要ポイント2 接触する回数の多い場所の感染管理の強化

病院の受付や歯科医院の待合室、訪問先の玄関で、感染管理に配慮した対応が必要です。医療機関での感染の伝播の原因が、電子カルテや医療従事者の控え室、放置していたマスクを通じて波及していたという情報もあります。医療従事者が複数接触するパソコン機器、電話、電気スイッチ、電子レンジ冷蔵庫など使用前後の手指衛生と環境整備を1日の診療の中で必ず取り入れることが強く推奨されます。

 

 

病院、歯科外来、歯科医院の待合室の環境整備について

重要ポイント1 マイクロ飛沫対策を行う必要性

現在のところ、空気感染は起きていないだろうといわれています。しかし注意は必要です。狭い待合室に多くの患者が一定時間集まらないような予約の取り方が必要。

 

重要ポイント2 密閉空間を作らない工夫が必要

エアコンではほとんど換気はできないため、エアコン以外の換気が推奨されます。

 

重要ポイント3 標準予防策を遵守する

感染管理は標準予防策の遵守が大前提です。新型コロナウイルスに関わらず、普段から標準予防策を考えて診療をしなくては本末転倒です。

 

 

歯科外来、歯科医院の患者待合室・受付業務について

重要ポイント1 環境整備の際はPPEを着用する。

 

重要ポイント2  マウス、ゴミ箱、ドアノブなど手で触れるものは診療前、診療中、診療後など3回以上清掃、消毒を行う。

 

重要ポイント3 感染症が拡大している時期は雑誌などは待合室に置かない

 

 

予約の際の注意点

以下の4点に留意する

1)感染した人が発症する2日前からの接触があった人

2)感染した人と1メートル程度の距離でマスクせずに15分以上会話するなどの接触があった人

3)発熱、呼吸症状などが発症してから4日以上経過しているにも関わらず、軽快せずインフルエンザなどの他の疾患が確認されない時

4)患者の住居付近、地域で新型コロナウイルス感染症の大きな流行が認められる時

 

上記のような状況が認められる場合は歯科医師に情報を伝え確認し、受診の可否、予約時間、予約の変更などの指示を仰ぎます。

 

 

歯科材料など業者さんへの対応

物品納入などは、歯科医院、病院の玄関先で行い診療室への立ち入りは避けてもらう。必ず玄関先でアルコール消毒による手指衛生を行ってもらい、なるべく共用の場所には立ち入らないように求める。

 

 

医療従事者の健康管理・昼食にあたっての注意事項

1 毎日の健康チェックで体温を測定し申告する

2 出勤し入室するときは手指衛生(アルコール)をしてから入室する。手指衛生する前は院内のどこにも触れない。

3 軽微であっても発熱や症状があったら仕事は休む

4 毎朝のミーティングで医療従事者の健康チェックを実施する

5 家族の健康チェックも把握する

6 病気→差別→不安という負のスパイラルにならないよう「お互いが思いやり」を持って接することが今後長期戦を乗り越えるのに重要になってきます。

7 昼食など歯科医院の休憩室でとる場合は食事前に必ず、手洗い、うがい、洗顔を行い、つけているマスクは休憩室に持ち込まないようにします。食事するテーブルなども清拭し感染拡大につながらないようにする。

8 お互いの会話は食事後マスクをしてから話すように気をつける。

 

 

診療中は標準予防策を遵守し、それ以外のリラックスできる時間も感染対策を意識し、「感染しない感染させない」を徹底しましょう。ご参考までにどうぞ。

 

 

「医療従事者の安全と患者さんの安全」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.05.07 Thursday
  • 15:54

当院のフェーズ3診療スタイル

 

ゴールデンウィークも終わりましたが、みなさんいかがお過ごしでしたか。

私は例年であれば地元の友人とバーベキューをしたり、親戚のお家に挨拶に行ったり、友人の子供と遊ぶのが恒例でしたが、今年は何もせずにずっとお家でNetflixざんまいでした。

 

また、近所の飲食店に少しでも貢献したくてお食事をテイクアウト@船橋をしました。老舗の立ち食い寿司屋さん、ご夫婦で頑張ってる焼肉屋さん、ご家族で頑張ってる洋食屋さんなど。飲食店は今とても大変です。今私にできることといえば昔から通っている良心的なお店でテイクアウトするくらいです。

今後、国が給付する一律10万円が手元に来た時は、皆さんぜひ馴染みの飲食店でお食事のテイクアウトをしてほしいと思います。それで救われる命があります。また飲食店に限らず、困っている方々へ貢献しましょう。国民全員でお互いを支え合いこの窮地を乗り越えていきましょう。

 

さて、未知なるウイルスから命を守るには「自分が感染しない、他人を感染させない」です。

スーパーなどで、ずっと付けっ放しのグローブは疑問に思いますが、一般の方はそれなりに考えて感染防止に勤めているように感じます。確かに自分の命を守るのがやっとだと思います。

 

しかし医療従事者は自分の身を守るだけでなく、患者さんの命も守らなくてはなりません。

なのでグローブは患者さんごとに取り替えます。グローブだけの話ではありませんが…わかりやすく言うとこれが一般人と医療従事者の大きな違いです。

 

当院では、未知なるウイルスに対してフェーズ3のPPEを着用しています。

当院は医療従事者の命、患者さんの命を守る診療を行っています。ご参考までにどうぞ。

 

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