【Advanced Care Dental Office】東京顕微鏡専門歯科衛生士yu

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「根面う蝕の予防処置と治療方針 東京歯科大学社会歯科学研究室教授 眞木吉信先生」」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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    歯根面う蝕とは

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    フッ化物の応用や代用甘味料の開発などにより小児のう蝕が減少し、かわって興味の対象は中高年層に広く多く分布する歯根面う蝕などこれまではあまり見られなかったものへと移行しつつある。中高年層の残存歯が増加すると歯周病、歯根面う蝕は増加する。しかし、歯根面う蝕には統一された診断方法及び基準がなく、修復治療にしても永久的な充填材料や確率された修復方法がないため予後が不良で非常に困難な試行錯誤が続いているのが現状である。

    歯根面う蝕とは、セメントエナメルジャンクション(CEJ)あるいは歯根面に限局した、歯科用探針によって明らかなソフト感(軟化質)が探知される、明瞭な欠損部位をいう。歯根面う蝕の発病は成人期以降で、日本人の有病者率は30代から急激に増加し、50代で約40%とピークに達するが60歳以降は残存歯数の減少とともに低下していく。一般的に歯根面う蝕は女性より男性に多く、上顎では前歯部、下顎は臼歯部に多発する傾向があり、上下顎とも同じ部位にできやすい。(犬歯から小臼歯)

    歯根面う蝕については仮説・経験からくる予測の領域でない理論が多いことも事実。論文が出されたのは1980年代からであり、歯根面う蝕とは1990年代から言われるようになった言葉である。それまでは歯冠部のう蝕と同じとされていた。歴史が浅い。

    歯根面う蝕の進行にかかる疫学的コンセプト


    歯根面う蝕のリスクファクターは歯肉退縮、歯垢蓄積、咬合異常、口腔乾燥、加齢とされている多因性疾患である。

    Keyesの3つの輪にない要因として、歯肉退縮加齢があげられる。

    歯根面う蝕の診断基準

    う蝕や歯周病のような世界的に認められた統一基準は今のところ設定されていない。WHOは1997年にOsal Health Surveys.Basic Methodsの第4版で初めて歯根面う蝕に関する診断基準を出した。「病巣部をCPIプローブで触れたとき、ソフト感あるいは革靴様感があればう蝕とする。う蝕が歯冠部と歯根面の両方にまたがっている場合は、その原発部位と思われる方をう蝕として記録する。原発部位の判定が困難なときはう蝕は歯冠部と歯根部の両方に記録される」CPIプローブによる病態の触感と病巣の存在する部位または原発部位を基に診断基準を設定している。しかしながら、CPIプローブによる歯根面う蝕病巣の検出には限界がある。通常の探針に比べて検出率が20〜30%低下する。

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    歯科疾患実態調査では歯根面う蝕はカウントしていない。

    歯根面う蝕の予防
    歯根面う蝕の発病は成人期以降なのでフッ化物応用の慢性中毒の心配はない。しかし国内では水道水フロリデーション(現在、神奈川県のとある障害者施設で水道管にフッ素を入れている。)やサプリメントなどの全身応用がないので、セルフケアとしてできるのはフッ化物歯磨剤とフッ化物洗口である。これに定期的にフッ化物バーニッシュ(22600ppm)を組み合わせると、効率的に歯根面う蝕の予防と再石灰化が期待できる。セメント質もエナメル質と同じく結晶が改善され歯根面が強化される。

    歯根面の露出により、食後30分はブラッシングしない方がいいという根拠になる論文は食習慣や食生活との関連はヒトで疫学的に調査したものではなく、すべてin situまたはin vitroの実験的な研究によるものである。なのでエビデンスは明確てない。歯根面う蝕の予防として食後にフッ化物洗口を勧める方がよっぽど説得力がある。食事をすれば必ず歯は脱灰されるのである。

    歯根面う蝕の治療に関してはアマルガム、金属、コンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントによる充填まで色々な手段が用いられてきたが、いずらにしても満足できる処置方法は現在のところ開発されていない。しかし、アマルガムがきちっと辺縁を封鎖していれば1番二次カリエスを防げるのではないか…。歯根面の研磨、エッチング、ボンディングがないため。また理工学的性状からグラスアイオノマー、コンポジットレジンは辺縁封鎖性が悪い。

    歯科保存学会の歯根面う蝕のガイドライン

    フッ化物の応用
    水道水フロリデーションは歯根面う蝕に効果的である、1945年にアメリカで出された論文。1.0ppmが基準。
    アメリカで住民を2郡に分け調査した研究によると、歯磨剤0ppm400人と、1250ppm400人で調査したところ1年後に67%の予防率があった。 エナメルよりセメント質の方がフッ素の取り込みが3倍多い。表層のみで深くなると同じだがう蝕は表層から始まるのでそれでいい。アメリカでは処方箋で5000ppmの歯磨剤が処方できる。リステリンには225〜250ppmのフッ素が入っている。赤ちゃんの時から水道水で全身応用している。

    ご参考までにどうぞ^ ^

    | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 06:05 | - | - |
    「東京デンタルクリニック ライオン歯科衛生研究所 根面う蝕の予防処置と治療方針セミナー」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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      おはようございます。今日も一日雨で憂鬱な気分ですが、私はセミナー受講のため五反田に向かっております。

      先々週に行われた東京デンタルクリニックにて、2回目のセミナー受講です。今回のテーマは「根面う蝕の予防処置と治療方針」です。

      前回のセミナーでは、私と同じ社会人になってから夜間の歯科衛生士学校に通って歯科衛生士になった方と知り合うことができました。しかも2人も!!彼女たちは歯科衛生士になって10年ほど経っているので大先輩なのですが、同じ境遇を経験しているだけあって、すぐに打ち解けることができました。今まで夜間の学校出身の歯科衛生士さんとセミナーなどでお会いすることはなかったので、この出会いをとても嬉しく思いました。本日のセミナーにも参加するそうなので、一緒に勉強できることが楽しみです^ ^

      それでは、今日も一日頑張りましょう。
      | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 08:42 | - | - |
      本日のマイクロスケーリング® 「縁下歯石除去」 
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        左上3番口蓋側近心に縁下歯石を認めます。

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        歯石除去後です。
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        左上4番口蓋側近心に縁下歯石を認めます。
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        歯石除去後です。画像がぶれていてすみません。
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        歯石を取るのは本当に難しいです。歯石を取る作業は歯科衛生士業務の究極の職人技です。

        まず歯石を見つける。歯石を見つけたらその歯石の全体像を確認する。歯肉の組織に傷をつけないよう歯石の底部まで確認する。そして、その歯石を取るために適正な器具を選ぶ。どのハンドスケーラーを使うか、超音波スケーラーの種類、チップの角度、太さ、形。歯石の全体像を確認すると同時に患者のポジション、術者のポジションを決める。ここまでを歯石を見つけた瞬間に決定しなくてはいけません。

        そしてその後はザックリ言うと、歯肉、歯牙、口腔内の組織を傷つけないよう歯石を除去し、ざらついた根面をなだらかにして仕上げます。ここまでの全てに歯科用顕微鏡でのカメラのポジション、視野も明瞭でなければいけません。歯石を取っていると、血液や歯肉溝滲出液がどんどん出てきますし、それをまたエアーで飛ばしてと、とにかく考えることだらけなのです。笑

        しかしこのように、考えて歯石を取らなきゃいけないと知ることができたのも、お師匠である歯科衛生士naomiさんの日々のご指導のおかげです。教えてくれる人がいなければ、知ることさえできないのですから。そしてそれが患者さんのためになるのがわかるからこそ、一日も早く人を診れる歯科衛生士になりたいと、思う今日この頃です。

        | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | マイクロスコープ顕微鏡歯科 | 23:05 | - | - |
        「歯周治療におけるチーム医療の実践 戦略的歯周基本治療」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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          昨日のセミナー「歯周治療におけるチーム医療の実践 戦略的歯周基本治療」の受講内容です。

          歯科の常識は医科の非常識である。炎症の強い歯周病患者へのプロービングは菌血症を助長するだけ。医科で炎症の強い部位を盲目的に触ることは非常識である。

          スクリーニング検査を軽視する歯科
          臨床検査データを重視する医科

          歯周病は完治しない。重度歯周炎においては高病原性の歯周病細菌の感染症であり、線毛を有するなど付着機能が高く一度感染すると排除することが困難。歯周組織の細胞内に侵入し歯周病の再発を狙っている。

          戦略的歯周基本治療とは
          「臨床検査を行う」
          病気の診断、治療方針の選択、予後の判定などの資料

          ・歯周病原細菌に対する指尖血漿I g抗体価検査
          ・患者が持参する血液検査をはじめとする各種検査項目を理解できるようにしておく。(聖路加国際病院の血液検査データは英語表記なので特にわかりにくい。)
          ・PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)細菌のDNAを増幅して嫌気性菌を調べる
          ・P. g菌の線毛の遺伝子型の2型はパンチパーマ型といわれこの型の菌を持っていると発病率が44倍になる。P.g菌は一生いなくなることはない。
          ・レッドコンプレックスは低層階を作らないようにすることが重要。細菌数は減らすことができる

          ・歯肉縁下の細菌であるFusobacterium nucleatumが血行性に子宮内へ転移し敗血症により胎児を絶命させた口腔子宮感染症例がある。F.n菌に対しては抗生物質のクリンダマイシンしか効果がない。
          デンタリード ペリオアナリーズではF.n菌の有無を調べることができる

          スクリーニング検査
          早期の適切な治療・病気のコントロールに繋げる検査
          ・CRP(C反応性蛋白質)は全身の炎症状態を確認するものであり高感度CRPも口腔内を限定して測定できるものではない。微妙な数値の判定基準も確立していないが検査当日に測定結果(約7分)が出る。
          正常値は0.1mg/dl未満
          感しょう 5mg/dl前後
          肺炎 10mg/dl以上

          高感度CRPの正常値は0.02 mg/dl以下
          歯肉炎 0.04 mg/dl前後
          歯周炎0.4 mg/dl前後

          HbA1cのスクリーニング検査、血糖値の検査
          歯科で糖尿病のスクリーニング検査ができる。歯科に来院することで病気を発見するきっかけができる。患者さんは定期的に来院する。開業医で全身疾患の検査を数値化するべき。

          インプラントの基本治療について
          インプラント周囲炎の発症頻度は80%(国内の研究データでは44%)
          生物学的幅径では組織により毛細血管の走行が異なる。インプラントが入った粘膜は上皮異形成する。新たな病態をつくる治療である。病態学者からすれば100%粘膜炎である。しかし、コントロールがしっかりしていればCRP0.1 mg/dl以下になる。つまり炎症ではない。非自己は生体に処理させる。開放創は感染すり。インプラント部の骨だけ無くなっても炎症がなければ周囲炎ではない。インプラント部はプロービングではなくエクスプローリングをして、状態を確認、プラーク除去、とにかく洗浄する。

          その他、歯周炎の治癒形態、実際の歯周外科処置の症例などのお話がありました。

          再生療法を成功させるためには…
          1 歯牙と歯槽骨の解剖学的形態をCBCTで精密診断する
          2 歯根表面が歯槽骨の中におさまっていること
          3 分岐部を取り囲む骨壁が高いほど有利(近遠心的)
          4 分岐部骨内欠損が小さいほど有利(頬舌側的)
          5 カバーする有茎弁が高いほど有利
          6 骨移植材は緊密に充填せず、エムドゲインを十分に填入する
          7 術後のプラークコントロールの徹底
          8 術前術後の動揺を徹底的に減少させる
          9 複数回の処置の必要性を術前にコンサルテーションしておく

          これからの日本の人口の推移について。今の常識ぐ非常識になるときがくる。

          以上、ご参考までにどうぞ^ ^
          | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 07:11 | - | - |
          「東京都歯科衛生士会 学術研修会 歯周治療におけるチーム医療の実践」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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            おはようございます。本日は日本歯科大学で開催される歯科衛生士会の学術研修会に出席します。

            メインテーマは「歯周治療におけるチーム医療の実践」
            長谷川歯科医院、長谷川嘉昭先生「最新の歯周治療の威力」、歯科衛生士川崎律子先生「戦略的歯周基本治療」

            最近の歯科医療界は、周術期管理の口腔ケアで話題が持ちきりです。病院や在宅での口腔ケアは確かに知っておかなきゃいけないし大切なのはわかります。しかし、これは口腔の専門家である歯科衛生士じゃなくてもできる範囲の話です。

            本来歯科衛生士は、歯科の特異的な疾患、歯の二大疾患であるう蝕と歯周病を学術的、臨床的に他の誰よりも正しく理解できていなければいけません。なので、今日学んだことを、また明日から患者さんに貢献できるよう、がんばりまーす^ - ^
            | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 09:04 | - | - |
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